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ク「ザックスゥ!!ザックスゥウウ!!」
クラウドは、廊下をゆっくりと歩きながら叫ぶ。
ク「はぁ・・・」
クラウドが溜め息をつく。これで、何回目だよ・・・
そう思いながも、懐中電灯で辺りを照らしながら、足を進める。
その頃、ザックスは・・・
ザ「クラウド・・・俺のことなんて、どうでもよくなっちゃったの・・・?そんな・・・」
一人で怖くて動くことも出来ず、その場にうずくまっていた。
ザ「クラウドクラウドクラウドクラウドクラウドクラウドクラウドクラウドクラウド」
まるで、何か唱えるようにクラウドを呼ぶ。
突然、遠くのほうから足音が聞こえる・・・
ザックスは震える手で顔を覆い、わめく。
足音が少しずつ、ザックスのほうへと近づいてくる。
コツコツ・・・
コツコツコツコツ・・・
ザックスが顔を覆った手をゆっくりと離し、前をみると男のような人影が立っていた。
ザ「うぎゃあああああああああああああ!!!!」
ザックスは、まるで幽霊を見たかのように、叫ぶ。
「やっぱり、子犬だな・・・」
その男が、呟く。
ザ「えっ!?」
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