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午前1時30分
外は暗く、灯かりがないと何も見えない状態だった。
二人の青年の影がゆっくりと、病院に近づいていく。
ク「あの・・・」
ザ「ん?なんだ?」
ク「なんで、俺があんたの前を歩くことになってんの・・・?」
ザ「いや~だって、ほら!!お前って、いざというとき凄い頼りになるじゃんか♪」
ク「病院に侵入するって言い出したのは、ザックスだよね?普通、言い出した奴が先頭に立つよね?」
ザ「・・・・・・・」
ク「もしかして、怖いの?」
ザ「だぁああι!!こっ怖くなんかねぇよっι!!」
ク「ふーん。じゃ、前歩いてくれるかな?」
ザ「怖いです!!かなり怖いです!!だから前お願いしますぅうう!!」
ク「はぁ・・・」
二人が病院の入り口の前まで来ると、足をとめた。
ク「ここは開いてないみたいだね?」
ザ「・・・・・・」
ク「どうする?裏からまわって、別の入り口探す?」
ザ「・・・・・・」
ク「ザックス・・・?聞いてるの?」
二人の間に、冷たい風が吹く。
その瞬間、ザックスが顔を青くしてクラウドに抱きついた。
ザ「クックラウドォオオ!!俺、やっぱ帰るぅううう!!」
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