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月が見える。
恭「もしもし、今、
美鈴の家の前ついた。」
少し嬉しそうに話す恭平。
元からの無表情のせいか
あまり分からないが。
しばらくすると
ガチャ
「恭ちゃん!!」
可愛くて、明るい声が
家の扉から聞こえた。
その声を聞いた途端、
恭平は目を細め、優しく
笑った。
恭「こんな夜遅く、
どーした??」
さきほどとは180°変わり
優しく、よく喋る。
美鈴はニコッと笑い、
美「私、恭ちゃんと同じ
高校行くんだー。」
この言葉で恭平の動きが
止まる。
恭「……まぢで。」
はぁ、と溜め息をつく。
美鈴は不思議そうな顔を
している。
恭「……じゃ、帰る。」
美「え、うん…。」
美鈴は手を振り、恭平を
見送った。
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