結末

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「お前もさ、俺のことよく分かっただろ。 俺はそんなに立派じゃねーの。 ヒーローって器でもねぇし、やっぱ一般人が一番楽だな。 だからさ、“ヒーローごっこ”はもう終わり。」 「また俺と、 “友達”から始めよーぜ、鉄平。 これは、改めましてヨロシクの挨拶。」 ・・・僕に向かって差し延べられる手。 大きくて、力強くて、 それなのにいつも優しさで溢れてる。 昔とちっとも変わらない、その手。 ねぇシュウ。 こんな僕でも、 君のためにしてあげられたことが、あったのかな。
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