『罪悪感』

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午後四時。 サービスタイム終了時刻の一時間前。 それが私とタクマのタイムリミット。 私が決めた。 『彼』が帰る前に夕飯の支度を済ませなくてはいけないから。 タクマと会い、笑い合い楽しく過ごす。 そして、当たり前のように身体を合わせる。 そのたびに、ふと考えてしまう。 『私、何やってるんだろう』 タクマが悪い訳じゃない。 利用してるのは私。 彼女持ちの『彼』と付き合うにはタクマという柔らかいクッションが必要だった。 ただそれだけ…
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