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仁王雅治 『幻影の君』 ver.serious
………―
……―
…―
此処は…―。
何処じゃ…?
見渡せば、其処は神々しい程に輝いた満月の淡い光が降り注ぎ見上げると、月と重なるようにして淡い白い花を持つ樹が俺を包む様に何本も立っている。
そして俺は、その樹の下で一本だけ大きな樹に凭れて座りながらその光景を見上げていた。
また此の夢か…―。
また同じ様な光景を見る俺に苦笑する。
そして、まだ傷跡は隠せても癒えていないのだと
再認識した―。
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