仁王雅治 『幻影の君』 ver.serious

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それを見た瞬間、考えるより身体が動き出し俺は無我夢中で 彼女を追う様に走った。 そんな俺に彼女は逃げる訳でも無くただ佇んで、彼女に向かっている俺を見ていた。 縮まって行く距離。 佇み動かずに、ただ俺を見詰める 彼女…―。 俺の手が届く距離に近付き、服を掴み、細い華奢な腕を掴み 抱き寄せた―。
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