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自分の好きな桜を見上げて慈しむ様に微笑んでいる彼女。
俺は、驚きという衝撃(ダメージ)を受け、半信半疑のまま呆然と彼女を見る事しか出来な無かった。
……嘘…じゃろ…。
だってアイツは。
もう此の世には…。
俺の傍には。
居ない筈なんじゃ…。
月灯りに照らされ、桜と戯れる彼女。
とても幻想的で何処か儚げで桜と舞っているように見える。
綺麗過ぎる光景。
信じ難い彼女の存在。
じゃけど。
見間違える筈が無い。
黒目がちな瞳。
長い黒曜石の髪。
雪の様な白い肌。
桜色をした形の良い唇。
スッと通った鼻筋。
長い睫。
小柄じゃけど、手足が長くてスタイルも良くて、目立とうとする訳では無いけど何処か人を惹きつける魅力が独特な存在感が
彼女には有った。
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