嫉妬

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それじゃぁ いつまでも妹を下に置いとけねぇぞ!             (スマナイッミケ!!イマスグニ ニヒキ ハシラセテ ダキニノ ババァ ヲ ヨンデキテクレ!!)        ミケにそう言った後に「黒」に目をやると…既に戦闘体制に入っていた            耳まで裂けた口から黄色い息を吐きながら黒が凄んで見せる      『お前っ!妹を殺すつもりで 此処まで引っ張って きやがったなっ!!』 俺が言い終わる前に女の体から触手の様なものが何本もウネウネと生えて来た         『ネコ シンデシマエ……イモウト ト イッショニ シンデシマエ!!』             数本の触手が凄い早さで俺を目掛けて飛んで来た             ――バシッ!――            俺の体は触手に弾き飛ばされていた                 振り返ると黒が触手に食らい付いたまま振り回されている                  今日が満月なら どんなにか 楽だった事か……
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