~第二話~ 犬神

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~第二話~ 犬神

その日のミダスは 本当にツイてなかった……  『マスターの誘いに乗って 神社なんかに 行かなきゃ良かったんだ……』           ミダスの体は みすぼらしく 汚れていた      金色の毛は ボサボサ 所々に 血の痕さえ見て取れる          自慢の爪さえ 折れていた           『あの 犬畜生っ!! 俺が何したってんだっ!』
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