40人が本棚に入れています
本棚に追加
下に居る ミケ達が 首尾よくやって くれていれば良いんだが…… すると (シショウ カコミマシタヨ マダデスカ)ミケの声が頭に響く… (アリガテェ 「ゴボウノジン」ヲ ヤルゼ イイカ?) (ハイ…イツデモ) 仲間ってのは こうでなくちゃな 黒 少しは 見習え! 俺の 右前足には その昔に偉い術師の先生ぇ に戴いた ホシガタ が 埋められている コイツを 女の胸に当てる……… 目を閉じて力を込めて 女の夢に入り込み 話し掛ける…… 『オィ 女 お前 随分厄介な者を背負って いやがるが 何か 心辺りは ないのかい?』 キョロキョロと辺りを捜す女だが その空間に 俺以外 存在しない事を確認すると いいやがった 『金色の猫?』 『いけねぇかい?猫が金色で しかも あんたに話しかけちゃぁよ これは あんたの夢の中だろ? 夢なんて昔から何でもありな世界じゃねぇのか?』 『そうね… けど どうして 私が こんな事になっているのを知ってるの?』 『見えたのさ 窓からね』
最初のコメントを投稿しよう!