狂った唯心

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「牛乳パック」     やかんを涌かし     水が蒸発するぐらいに     気持ちが高まってくる…       蒼く澄んだ空がみたい     虹の切れ目を繋ぎあわせたい     歩み疲れ終着点が欲しいと…       朦朧(もうろう)と独り言。         換気扇が回るが如く     頭の中も廻りはじめた     思考回路は     絶えるまで働き続け     休まる事さえ     飲み干す事さえ     許されない。         らしさとは個性のあらわれで     完璧な個性とも言えない。       その様な傾向があると謂うことだけ         騒ぎ揉める心を     牛乳のような無垢な白さに     パックのような包容力に       憧れた前触れを     ふっと感じた。。。
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