床下 心酔

4/4
22人が本棚に入れています
本棚に追加
/500ページ
「君はキミで」     忘れたのは温もりだけさ   キミの様には前向きになれない     笑い合えた刻(とき)なんて   人生にすれば一瞬に過ぎないね     掌を求めたあの頃は   夏の日差し様に熱く   過ちさえも   日差しで狂った中毒の様   自分の扉さえ見失っていた…     忘れたのはキミの笑顔だけさ   いつもの公園で   いつものベンチで   座る重みのない感覚が   尚更 木枯らしと共にに淋しい     影を見つめて   影がキミだとしたなら   手を影に重ねて   許され刻まで抱きしめたい     夏の夕暮れと   僕が見つめる人影が   もしや…もしかして…   いつも探してしまう僕の思いは   虚しいまでにすれ違う。         何故だろう…     僕が恋を知ってしまったのは…
/500ページ

最初のコメントを投稿しよう!