二、葛藤

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私達は電車とモノレールに乗り、遊園地に着いた。 「意外と空いてますね。」 私は言った。 「平日ですからね。何からいきますか。」 宮脇さんは言った。 「そうですね…。最初から絶叫マシーンがいいんですが苦手なんですよね。」 私は笑いながら言った。 「ははは、出来れば、絶叫マシーンはせめてもう少し後がいいですね。」 宮脇さんは頭をかきながら言った。 「じゃあどうしましょう。観覧車行きますか?」 私は観覧車を指差して言った。 「いや、観覧車は最後の方がいいです。」 宮脇さんは言った。 そして、辺りを見回した。 「これ行きますか?」 宮脇さんは近くにあったお化け屋敷を指差した。 「えぇ!?本気ですか!?」 私は目を丸くして言った。 「ええ。」 宮脇さんは笑みを浮かべた。 「宮脇さんも苦手なんですよね?」 私は後ずさりして言った。 「はい、でも二人ならきっと大丈夫ですよ。」 宮脇さんはそう言ってお化け屋敷の方に歩きだした。
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