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私達は電車とモノレールに乗り、遊園地に着いた。
「意外と空いてますね。」
私は言った。
「平日ですからね。何からいきますか。」
宮脇さんは言った。
「そうですね…。最初から絶叫マシーンがいいんですが苦手なんですよね。」
私は笑いながら言った。
「ははは、出来れば、絶叫マシーンはせめてもう少し後がいいですね。」
宮脇さんは頭をかきながら言った。
「じゃあどうしましょう。観覧車行きますか?」
私は観覧車を指差して言った。
「いや、観覧車は最後の方がいいです。」
宮脇さんは言った。
そして、辺りを見回した。
「これ行きますか?」
宮脇さんは近くにあったお化け屋敷を指差した。
「えぇ!?本気ですか!?」
私は目を丸くして言った。
「ええ。」
宮脇さんは笑みを浮かべた。
「宮脇さんも苦手なんですよね?」
私は後ずさりして言った。
「はい、でも二人ならきっと大丈夫ですよ。」
宮脇さんはそう言ってお化け屋敷の方に歩きだした。
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