二、葛藤

38/59
前へ
/835ページ
次へ
「確かに私も恥ずかしいです。でも、なんだか若い頃に戻ったみたいで新鮮です。」 私は言った。 「このまま寝たい気分です。」 宮脇さんは言った。 「本当、気持ち良い天気ですね。」 私は微笑んだ。 私達はパレードが終わるまでベンチでゆっくりした。 「パレード終わりましたね。」 宮脇さんは起き上がり言った。 「ええ、そろそろお腹空きませんか?」 私は言った。 「そうですね。大分ましになりましたし、行きましょうか。」 宮脇さんは立ち上がった。 「何食べますか?」 私も立ち上がり言った。 「とりあえず近くの店行ってみますか。」 宮脇さんは私の手を握り、歩き出した。 「焼きそばとかたこ焼きとかが食べたい気分です。」 私は言った。 「あ、いいですね。そういうのなら食べれそうですね。」 宮脇さんは言った。 私達は店で軽く食事した。 「あ、コーヒー買ってきますけど何かいりますか?」 宮脇さんは立ち上がった。 「あ、じゃあソフトクリームを。」 私は言った。 「普通のバニラですか?」 宮脇さんは言った。
/835ページ

最初のコメントを投稿しよう!

100人が本棚に入れています
本棚に追加