第8章 逆転!光と闇

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『パラララララ!!!』 「うわ~~~~~!!」 三人が岩場に伏せた。 『バババババ!!!』 伏せいる岩が凄い音で少しずつ砕ける。 銃の破壊力はひとたまりもなく、全部砕けてしまうのも時間の問題のよぅに思えた。   三人が窮地から突破口を見出そうと頭をもたげる度に、的確に狙い撃ってくるため、その場から動くことができない。   さらに仲井は獲物を狙って追い詰めていく猟師のように、冷酷な表情で岩場を進み、三人の隠れている岩場の影のすぐ下まで迫っていた。   「なんで!?なんで俺らを狙うんだ!!」 悟はワナワナと怒りを込めて言った。 「もしかしたら…あの甲板で俺らが見ていたことは…全部逆だったんだ。」 甲斐は何かに悟り、恐怖で目を丸くした。 「俺らはてっきり、甲板であの乗っとり野郎が銃で乱射したと思ってた!奴に銃で殺されかけたと思ってた!でもなんで、その男じゃなくて、仲井が銃を持っていると思う?甲板のときから全てが逆だったんだ!」   「そんじゃ、甲板でぶっぱなしてたのは仲井で、俺らを殺そうとしたのも仲井。俺らはその目撃者なのか!!だから俺らを狙うのか!」 悟はヒステリックに叫んだ。   甲斐と悟は恐怖で混乱していたが、勝也は冷静に仲井の銃撃の合間を計っていた。 勝也の手には、二つの石が握られていた。
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