プロローグ

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私が屋上から飛び降りる瞬間 "なにをしてるんだろう" 楽しいって なにかわからなくて おもしろいって なにかわからないんだ 希望って悪くない キレイで純粋 でもそれってね 時には汚したくなる無言で 汚したくなる… お母さん みんなは何してるかな 雲を見上げながら落ちた 冷たい 風だけどかすかで優しい 空気の波が 私のカラダを運ぶ 痛い それがなく落ちたただ それだけ 「あやめはいつもキレイだね。お母さんに似たのかしら?」 笑いながら 話しかけてくれる人の声 存在が妙に愛しい それから"あれ"もね "あれ"を見る度 私がまるで生きてる そう感じれた 「青春の絵画」なんて タイトルが似合うかもね 今思えば後悔してる タイトルのないキャンパス まるで私の様ね…
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