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「とにかく、そういう集まりがあるから、それに参加するんだ。それが今年のプ・レ・ゼ・ン・ト」
父さんは、ぶりっ子アイドルのような言い方をした。
「もしかして、僕一人で?」
「そうだ。父さんも招待状があれば入れるんだかな。残念、残念」
父さんは、気味の悪い笑みを浮かべた。
僕の父さん、二ノ宮作治は変わり者で、毎年、僕の誕生日プレゼントに趣向を凝らしてくれる。
僕が言うのもなんだが、一人息子の僕を、この歳になっても溺愛している。
今回は、誕生日から二週間遅れのプレゼントだ。待たされただけ期待と不安が高まる。
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