第十八章

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僕は天井を見つめた。 「シャカリサーチの人達は、あのカメラの向こうで、さぞかしいい気分だろうな」 「たぶんね」  なんだかさっきから、あおいちゃんの言い方がとげとげしい。 「ねえ、僕が金持ちで驚いた?」  僕はあおいちゃんが、喜びそうな話題を持ち出した。 「知ってたよ」 「えっ!!」
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