第ニ章

2/13
前へ
/141ページ
次へ
  ロビーにはサングラスをかけた受付嬢がいた。素顔はかなり美人と思われる彼女に、招待状を渡すと、黒いスーツの男がやってきた。  男もサングラスをしている。  その男に案内されエレベーターに乗った。男は二十八階を押す。   僕は思い切って、男に『共通点クラブ』の事を聞いてみた。 「そのまま、名前の通りだよ。他人同士の七人が集められ、一つの共通点を探し出す。  制限時間は五時間。共通点を見つけられたら一人賞金三百万円、もしくは知りたい情報が一つもらえるのさ」
/141ページ

最初のコメントを投稿しよう!

957人が本棚に入れています
本棚に追加