第ニ章

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「へー、なんか面白そう。昨日だったらテストの問題を聞けたのに」 「おおっ、正解する自信があるみたいだね」  二十八階に着くと、1から順に数字が書かれた扉が並んでいた。僕は6の数字が書かれた部屋に案内された。  開始時間まで、ここで待つようにとのこと。  部屋の中には、洗面台とトイレ、壁にハンガーと鍵付きのロッカー、小さな椅子と机が置いてあった。  机の上には、6番と書かれたバッチと『アミノサプリ』というジュースが置いてあった。  僕の好きな飲み物ぐらい調査済みか。  
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