第ニ章

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 ワクワクしていた。殺人が起きない推理ゲームか。  僕が共通点を当てたら、カッコイイだろうな。よーし、試験勉強で溜まったストレスを解消するぞ。  ピンポンパンとデパートで流れるようなメロディがした後、女性のアナウンスがあった。 「参加者の皆様、お待たせしました。これより『共通点クラブ』を始めます。  自分の番号札と同じ席に、お座り下さい。皆様のご健闘をお祈りします」    入口とは、反対側のドアが開いた。入口のドアは、自動的に鍵が閉まったようだ。
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