第ニ章

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  メガネの男が、僕の隣の女子高生をじっと見て、首を傾げていた。もしかして、ロリコンだろうか。  真ん中の目線ぐらいの高さの柱にボーリングの玉みたいのが乗っかっていて、『4:57』と制限時間の残りが表示されていた。どういう仕掛けか、わからないが、どの角度から見ても、残り時間がわかるようになっていた。 「じゃ、自己紹介を取りあえずして行きましょうか」と男性では一番年上と思われる、ハゲの男が言った。
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