第ニ章

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「ちょっと待った。俺からさせてもらえませんか。  俺がかなり細かい自己紹介をするので、その中で共通なことがあったら、手を上げて下さい。  上手くいけば、最短で答えがわかるかも。名案でしょう」 とメガネの男が言った。 僕は女子高生の自己紹介が早く聞きたいと思ったが、男の提案も納得できた。 皆の顔を見渡し反対がないのを確かめると、メガネの男は話し始めた。 「どーも、津田圭助です。出版社で編集の仕事をしています『ミスター・コンパス』って知ってますかね」
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