学校生活と「私」

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ふぅとため息をつく千早は、ある懸念があった。 「男子が来るという事は…生徒達が興奮の余りに無茶な事をしなければいいけどな。」 女子高とあって、男子との出会いは少ない。 教員も女性が多く、僅かな男性も中年男しかいないという妙に閉鎖的な女子高にとって、「交流」に格好付けて何かが起こりそうな予感だ。 「心配は無いと思います。」 千早の懸念は、副会長の強い言葉によって覆された。
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