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すると、山木はいつもみたいに面白そうに調子に乗り始めた。
山木は顎に手を添え、目線は横目で
「たいした用じゃないんやけど、ただ小塚は麻羽ちゃんに会いたかっ―」
「何ソレ、埋めんで」
小塚が遮るようにツッコんだ。
「何ゆうてんの! 人をそない簡単に埋めれるわけないやろ 罪やで! 犯罪! 殺人罪で逮捕してやる」
ビシッと山木が小塚を指差した。
すると、小塚は山木を可哀相なものでも見るような眼で、しかも声のトーンもより低く言った。
「阿房、その気になれば……なぁ?山木」
黒いオーラが小塚を包む。
山木は麻羽の背後にまわり、麻羽に助けを頼んだ。
「麻羽ちゃーん、小塚が虐めるー! ほら小塚、麻羽ちゃんも困ってるやん」
小塚は、原因…お前や、と言おうとしたが先に麻羽が口を開いた。
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