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数日経ち家族の止まった時間は緩やかに動き始めた
兄貴にの死を徐々に受け入れつつあった
しかし母は無意識に夕飯を4人分作っては涙を流す事が多かった
父も兄貴の名前を呼ぶ事もしばしばあった
親と云うのはなかなか切り替えができるものじゃないみたいだ
そんなある日3人で夕飯を食べてた時玄関が開いた
正確にはそんな音がした
僕は誰かお客さんが着たのかと玄関に向かった
しかし誰もいない
家の玄関は建て付けが悪くなってきたのかトビラをちゃんと閉めなきゃいけない
きっと父がちゃんと閉めなかったのだろう
僕は食卓に戻り父にそれを伝え食事をすませた
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