③弟

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崎田のばぁちゃんと同じ布団に入り、俺はばぁちゃんに相談した。 「ばぁちゃん。俺家に居たらいけないのかな?いつも弟ばかり可愛いがられて、俺怒られてばかりなんだ。俺、弟大嫌いや!」 泣きながら相談するとばぁちゃんは言った。 「じゃー ばぁちゃんが弟殺そうか?ケンチャン(俺)が居ずらいならそうするよ?」 それを聞いて弟の大切さが込み上げ、俺は叫んだ。「嫌や!弟いじめたら ばぁちゃん許さんからね!」 ばぁちゃんは笑いながら俺の頭を撫で こう言った。「やろ?ケンチャンはやさしいからそんなの嫌やろ?弟は小さいからまだ怒られてもわからんのよ?もし弟がいらなくなったらいつでもばぁちゃんに言い!」 それを聞いた俺は 「ならないもん!もう弟いらないなんて言わないもん」 そう言ってそのまま寝た。 次の日から喧嘩をしなくなり毎日平和に暮らしていた。
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