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崎田のばぁちゃんと同じ布団に入り、俺はばぁちゃんに相談した。
「ばぁちゃん。俺家に居たらいけないのかな?いつも弟ばかり可愛いがられて、俺怒られてばかりなんだ。俺、弟大嫌いや!」
泣きながら相談するとばぁちゃんは言った。
「じゃー ばぁちゃんが弟殺そうか?ケンチャン(俺)が居ずらいならそうするよ?」
それを聞いて弟の大切さが込み上げ、俺は叫んだ。「嫌や!弟いじめたら ばぁちゃん許さんからね!」
ばぁちゃんは笑いながら俺の頭を撫で こう言った。「やろ?ケンチャンはやさしいからそんなの嫌やろ?弟は小さいからまだ怒られてもわからんのよ?もし弟がいらなくなったらいつでもばぁちゃんに言い!」
それを聞いた俺は
「ならないもん!もう弟いらないなんて言わないもん」
そう言ってそのまま寝た。
次の日から喧嘩をしなくなり毎日平和に暮らしていた。
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