第二章:キミノウタゴエ

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ふと・・・我にかえると、曲は終り、回りには人だかりができていた。 彼女の歌声はやはり人を引き付けるらしい。 しかし、彼女はいたってクール。 人には構わず、次の歌を歌い出した。 「怪獣のバラード」 「帰れソレントへ」 「夕焼けこやけ」 ・・・音楽の教科書から飛び出してきたような選曲ばかりだが、不思議と変わった感じは受けない。 むしろ、彼女の歌声を引き立てていた。
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