第二章:キミノウタゴエ

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「どうしたの、あんたも帰れば・・・?」 ギターをケースにしまいきるとあいりは俺に言い放った。 「・・・上手いな・・・歌」 俺は思わず口にした。 率直な気持ちを。 「・・・ありがと」 思わぬ俺の一言に、あいりはそっけない態度ながら照れていた。 やべ・・・マジで可愛いかも。 「・・・じゃ、私帰るから」 そう言うとギターのケースを抱えて立ち上がる。 「・・・待って」 思わず俺は彼女を引き留めた。
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