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でも・・・なぜか楽しめない自分がいた。
「ねぇ、須藤くんて彼女いる?」
ゼミの女の先輩の軽いセクハラ発言も、
「これから君達は紫式部になりきって・・・」
とかいうアマテラスのありがたい言葉もどこか上の空だった・・・。
何でだろ・・・いつからだろう・・・全てが・・・くだらなく感じるようになったのは・・・。
何か・・・生きている意味がわからない。
何故、今ここにいるのかもわからない・・・。
そんなこんなで気が付いたら飲み会の一次会は終り、二次会に誘われた。
しかし、俺はパスした。
周治に文句いわれたが・・・そんな気分じゃなかった。
酒のせいじゃなく・・・気分が悪かった・・・。
あぁ・・・何もかも投げ出してしまいたい・・・。
やっぱり酔っているのだろうか?
景色が歪む・・・。
俺はその場にしゃがみこんだ。
ただ・・・無気力に。
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