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心配すんなっていうのが無理。可愛すぎるお前が悪い!
食事が終わり、戒は学校に行く準備の為に部屋に戻った。
それを見計らったかのように兄貴が俺に言った。
「ところで、炎。」
あっ、何?
「…花は?」
母さんのお墓に供える花は決まっている。
だけど、兄貴は何故か俺に毎年聞くんだ。
『…カーネーション。』
はぁ。
なっんでため息つくんだよ?
「…わかった。じゃあ、戒君を送ったら買ってくるから。」
そう言うと、兄貴は
「車の用意をするから戒君を呼んできて。」
にこりと言った。
了解。
俺は食堂を後にして戒の部屋に向かった。
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