∮第1話∮

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数分歩いて辿り着いた柊のマンション。そして、何(ナン)の障害もなく、すんなり部屋に入れてもらった。 「どーぞ。今、茶ァ持ってくるな。そこ座っていいよ。」 「…。」 意外と、男にしては部屋が綺麗だ…。女の跡が多いからか…? 「ん。熱いぞ。」 「あ、ありがとう…。」 プシュッ…。 「?お前、昼間っからビールを飲むのか?」 「ん?あぁ、コレ?俺の日課。」 「に…、日課…、なのか…?」 「おぉ。」 「酔わないのか?」 「いいや?俺、酒には強いから。」 「ケンカもじゃないのか?」 「ハハッ!ケンカは弱(ヨ)ェよ。」 「でも、さっき…。」 「あれは…、ケンカじゃねーよ。」 「じゃあ、何(ナン)だよ?」 「さあ?」
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