🍀迷宮~早紀~🍀

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「マァ~マ!!」 『あ~もぅ!!浩樹!! うろちょろしないの!!』 「アハハ♪元気だね♪」 『ごめんねぇ~雅。 先に千尋と家に入ってて!! 浩樹捕まえてくる!!』 ━━━━ ━━━━━━ ━━━━━━━……‥ 『雅ぃ~お待たせ♪』 「捕まったぁ!!」 『捕まったじゃない!! 浩樹はチョロチョロしすぎ!! 危ないでしょ!? あ、雅何飲む?』 「お茶で♪ それにしても2人とも大きくなったねぇ。」 双子の子供達。 うん。 大きくなったぁ。 「あ…ねぇ、あの写真…。」 雅が指を指す方向には 沢山の家族の写真が飾られていた。 その中に不自然に混ざる 1枚の写真。 高校生の私と 高校生の光樹。 「旦那さん…何も言わないの?」 『うん♪わかってくれてるから。』 「そっかぁ。 なんか懐かしい…。」 子供達のはしゃぐ声が聞こえる。 そうだね。懐かしい。 懐かしいね…。 光樹……
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