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「マァ~マ!!」
『あ~もぅ!!浩樹!!
うろちょろしないの!!』
「アハハ♪元気だね♪」
『ごめんねぇ~雅。
先に千尋と家に入ってて!!
浩樹捕まえてくる!!』
━━━━
━━━━━━
━━━━━━━……‥
『雅ぃ~お待たせ♪』
「捕まったぁ!!」
『捕まったじゃない!!
浩樹はチョロチョロしすぎ!!
危ないでしょ!?
あ、雅何飲む?』
「お茶で♪
それにしても2人とも大きくなったねぇ。」
双子の子供達。
うん。
大きくなったぁ。
「あ…ねぇ、あの写真…。」
雅が指を指す方向には
沢山の家族の写真が飾られていた。
その中に不自然に混ざる
1枚の写真。
高校生の私と
高校生の光樹。
「旦那さん…何も言わないの?」
『うん♪わかってくれてるから。』
「そっかぁ。
なんか懐かしい…。」
子供達のはしゃぐ声が聞こえる。
そうだね。懐かしい。
懐かしいね…。
光樹……
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