午後3時 沖縄方面

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先日、沖縄内の別基地からテロリストに奪取された新型兵器を奪還or破壊、ついでに殲滅すると言うもの 敵に追い付くことを優先すると隠密製の高い機体よりも多少目立っても高スピードによる少数追撃が必要になる為、自然とTk-9が唯一配備されている自分達の小隊で作戦を行うことになった こちらの頭数は少ないが、別にアジトに突っ込む訳でもない。それに小隊のメンバーを信頼できる……性格的な面ではあれだが―― しかしトラブルがあるかも知れない。突如謎の機体に攻撃をされる可能性もある……やばい不安要素が多過ぎる まぁいくら不安だろうが上からの命令であって、下の自分らは結局のところやるしかないのだ 「……っよし」 パンッと両頬を軽く叩き気を引き締める 今頃、志度や心視達は機体のチェックでもしているのだろうか 「こっちもするか……1分以内に可能なシステム、兵装の簡易チェック開始」 《了解 以下1分以内で調整可能兵装 バランサー・武装コントロール・コンデンサ出力――これらの型式番号Tk-9戦闘システムチェックを開始》 低いAIの音声が止まり、モニターに膨大な量の文字が滝のように流れ始めた AIには悪いがはっきり言って読み切れない、加えてAIがこの作業を始めるとパイロットはやることが無くなる 職業柄、暇だからといって眠くなったりは決してない――
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