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『……自業自得……でも意味は同じようなもの……』
個人回線を開けた心視が、僕の心の疑問に答えた
「そうなのか……」
なるほど、心視は見た目は外人風でも完全な日本女子、(以前、着物を来たこともあった)勉強になるなぁ……待て、おかしい、僕は今わからないとは一言も言ってないぞ
「……読心術?」
『…………』
返事が無い
『おい心視』『……敵機が二手に別れて……内、片方がこちらに向かっています』
まさか図星か?
『……囮のようです……後……五月蝿い』
……もういいや
『こっちに来たのは囮か、なら、志度と宇佐美、それと心視は向かって来ている敵機を止めろ』
剛の機体が僕の機体(特に頭部)をガンガン叩く
『俺とこいつは迂回して目標を止める、いいな』
『了解!』
『了解よ』
『……了解』
叩かれたセンサーがなんか調子悪くなったんだけど……
『おい返事は?』
「……りょーかい」
――後で整備士のおじさんに言いつけてやる
密かな復讐を企みつつ、僕は操作レバーを前に倒した
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