午後3時30分 沖縄方面

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必死に逃げようと脚部に刺さった杭を引っ張るキルクルス。それを手助けしに入ったもう一機の目の前へと割り込むように着地 『さぁ遊びましょ♪』 言うと、すでに背中に回されていた右腕を切り落とす――ナイフの柄を掴んだままの腕が地面に落ちる その瞬間、一機目も見せた超反応とスピードで上段蹴りを放った。とんでもない運動性能と反応速度だ――しかし 『自分から足を返してくれるの? 偉いわねー♪』 蹴りの軌道上の、確実に足が通るラインに真っ赤な刃があり――勢いのついた膝から先は明後日の方向へとくるくる飛んでいった それでも、流石と言うべきか、片足を失ったにも関わらず、まだ危なげに直立している 『でも、まだ足りないわねぇ』 どこか切なげに呟くと、片足バランスを行っている、もはや狩られるだけの存在となった機体の腕を掴む 『……これも返してもらうわね』 以下編集中
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