午前10時 第2東京方面

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「……で、なんで東京に来てまでゲーセンなんですか?」 ここは先ほどの喫茶店から歩いて二時間ほどのところ(勿論、この程度の徒歩では疲れたりしない)大型ゲームセンターの中――様々なゲーム機の音が一つのBGMと化しているなんともうるさい場所だ 「ん~、ここにちょっとやってみたいのがあるんだ~♪」 ほらほらレッツだゴォ♪ 無駄にハイテンションで宇佐美さんがずんずん奥へと突撃して行く 「……」 ――うん、僕ら普通(?)の人間には宇佐美さんの考えはわからない 剛はなにやら精神的に疲れているのかポツリとくだらん…… と呟きながら宇佐美さんの後について行く、もうどうにでもなれと顔に書いてある どんなに屈強な精神と肉体を持っていても、あれには勝てないらしかった。 一方、純粋な志度君は先ほどの精神ダメージ(加害者:心視。以外としぶといのだ。この白髪は)から復活したのか 「うっは~なんだろ楽しみ~☆」 目を輝かせながら小走りで二人の後に続く
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