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東京廻り2日目、今日はカラオケをしに行く予定だったはずの僕らはホテルで過ごしていた。率直に言えば雨天中止である
そして特にやることもなく、皆でぐったりしている内に腹の虫が鳴り出し、特製定食とやらが出されるらしい夕食を食べに宴会場に来ていた
――ただ、まわりは酔っ払い親父ばかりだった。かなり広い宴会場が酒臭さに汚染されていて少し……いやかなり応える
「……普通の魚定食だな、うん。ある意味無難過ぎてなんとも「文句あるなら貰うな」ちょ、メインの焼魚は取るな」
なんやかんや志度に一部のおかずを没収されつつ、ひとまずは自分の分を食べ終え、さっさとドリンクハザードされた宴会場から脱出を試みる
「じゃあ僕は先に上いってるよ」
「ああ、俺達も終わったらいくから、先に風呂にでも入ってたらどうだ」
「そうするよ、なんだか身体からもアルコール臭し始めたし……」
魚の骨を丁寧に外していた剛の気遣い(?)に従い、僕はひたすら飯を掻き込む二人と、先ほどからチラチラ一升瓶を見ている変人美女に適当な相槌を打って襖を開けて二階に上がった
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