午後8時 第2東京方面

4/10
前へ
/434ページ
次へ
「こういう時の勘ってよく当たるから嫌なんだよな……」  とりあえず中を確認しなければどうしようもない。襖をスライドさせギャーギャーうるさい宴会場に一歩、足を踏み入れ ……パタンッ すぐに足を引っ込め襖を閉めた 「…………………………………………………………………………………………………………………………あれ~?」 僕は考えた。――豪快に爆笑している剛に机に突っ伏して号泣している志度、酔っ払い達に媚び売りながら金をねだる心視 別人だろうか? ……いやきっとそうだ。顔が似てる赤の他人だろう、そうに違いない。そうであってほしい―― 「……ってええ?!」 そこでようやくクールダウンした頭 「三人に何が」 真実を確かめるべく襖を勢いよく開け放った 「うわぁっ」 そこには想像を絶する地獄絵図(?)が広がっていた
/434ページ

最初のコメントを投稿しよう!

55人が本棚に入れています
本棚に追加