午後8時 第2東京方面

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まぁグランドファザーコンプレックスに目覚めた志度は放置しといて あっちで酔い潰れた人相手に笑顔でストリップやろうとしてる心視を止めねば……キャラ崩壊する 「おい、心視。そのストイックな行為を辞めて部屋で寝るんだ。さもなくば実力行使するぞ。公務執行的な意味で」 もう半場めちゃくちゃなことを言いながら……なんだかんだ言って疲れた状態で心視の肩を叩く、すると 「ふぇ? せんぱーい」 いつから先輩と呼称? 強いて言えば同期じゃねとか思った矢先 ドスンッ 「うぇ?」 気が付けば僕は心視に押し倒されていた。あるぇ? 「グヘへ……せんぱ~い♪」 顔の真上に心視の顔があるんだけど――ちょ、あと数cm動かしたら唇が触れてしまう距離、そこに心視の顔があるんだけど 「ちょ……し、心視さん?」 あまりの出来事に他人口調で金髪な酔っ払いに語り掛ける僕 多分、僕の顔は現在進行形で真赤だろう 「センパイ……そんなに慌てちゃって……トマトみたいで可愛い」 そういって心視が顔をゆっくり近づけてくる…… ってちょっと待て!!
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