午後8時 第2東京方面

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まてまてまてまてまてまてまてまてまてまてまてまてまてまてまてまてまてまてまてよちょっとまて ヤバイ、この状況は非常にヤヴァイ。一度冷静になって考えてみよう 今、僕は酔っ払い心視に腹に馬乗り、つまりマウントポジションを取られている。――先ほどから暖か柔らかい感触が腹部にあるわけで 「さっきのプレゼント……凄く嬉しかったんですよ……だから」 そして更に心視の顔が僕の顔に迫って来ているわけで―― 結論:今、僕は心視に襲われてる!(貞操の危機) 「ちょ待て落ち着け心視!」 危うく唇の初めてを奪われる直前で押さえ付けられてない方の手で心視の顔を掴み押し返す。だが 「むぎゅー……笑失」 負けじと心視が異様な首力(?)で顔を近づけて来る。 やーん 「だ……誰かタスケテー!」 しかし、まわりにはおっさん達とコンビを組み万座をやっている剛と、泣き疲れたのかスヤスヤと眠っている志度にそっと布団をかけているおじいちゃんしかいない くっ……ここまでか……! お父さん、お母さん……色々な意味で星になります
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