午後8時 第2東京方面

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諦めかけたその時 「ちょっと待ったあああ!」 と妙に聞き慣れた声と共に音速で飛んできた何か――おそらく座布団が心視の頭に直撃 「ぶるすこふぁー!」 謎の悲鳴をあげながら心視は吹っ飛んでいった。なんだその台詞 「私より先にキッス経験するなんてのは断じて許さん! 認めん! 認めんぞおぉぉっ」 そうだ宇佐美さんがいたか、どこにいったのかと思ってた。酔っ払ってるけど 「……むぅ……いくら宇佐美でもこればっかりは譲れない……先輩の唇は私が頂く」 キス魔か己は、しかも僕狙いとか質悪過ぎる。勘弁してほしい 「上等だコラー!」 「ふぬー……!」 ――同僚二人が戦闘開始 ともかく、これ以上ホテルに迷惑をかけると面倒なことになるので乱闘を止めに入らざるをえない 「だー! もう女の子がそんな取っ組みあいしないの! 警察呼ぶぞ!(他力本願)」 「「うるさい邪魔すんな!」」「おほうっ?!」 直後2人の殺人Wパンチ(今、命名)が炸裂した
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