午後2時 沖縄方面

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「うぅ。水……水をくれー」 「苦しい……キモチワルイ……いっそ、一思いに殺してくれ……」 「………………(泣)」 かなり場面が変わって沖縄の基地――あの後、そこらじゅうに穴が開いた宴会場で死んだように爆睡していた剛達をこっそりと回収して、タクシーなどを活用して沖縄まで頑張って戻ったのだ 「し、死ぬ…………死んでしまぶっ……」 そして二日酔いで見事に撃沈した3人を介抱している。……久々の休暇に何やってんだろうな僕は 「まったく……暴走しすぎたからですよ、もう飲酒は禁止ですよ? 貞操の危機だったし……」 ハァっとため息を一つつきながら釘をさしておく、もうあんな騒ぎは御免である 「……ほんとは楽しかったくせに」 ……悔しいが、事実、宇佐美さんに色々所に引っ張られて知らなかったことを知れたり、剛達の以外な一面が見れたりと……今思ってみれば以外と楽しい旅行だった (しかしその代償はかなり大きかったな……始末書とか始末書とか始末書とか……) なぜか僕が書くことになった宿題☆を思い出し哀愁を感じていると、騒ぎの根源である宇佐美さんはニヤニヤと目を細め 「じゃあまたみんなで行きましょうか そうね次は……」 と、懲りずにもう次の予定を思案し始める。そんな楽しそうに計画を練られたら、誘われた時に断れなくなりそうだ 「はぁ……次はほどほどにしといて下さいね?」 ――ちなみに後日「戦絆」がキャンプに送られて来たのは言うまでもない
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