午前8時 第2東京方面

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総員退避ーーーー!! 「てめぇさっきからヒソヒソとマジウザイんだよぉちょっとツラ貸せやぁ?!」 そして軽く死亡フラグなことを言って不良が志度の肩を掴んだ。瞬間 「触るな」 ずどんッ 鈍く重い音を立てて志度のボディーブローが完璧に極まった。やぁ痛そう 「ごふぉ?!」 崩れ落ちる不良、鬼畜スイッチでも入ったのか志度は更に不良の腹に何度も蹴りを入れる 「アァ? テメェなにやってくれちゃってんノォォッ!」 更にいつの間にやら駆け付けたらしい不良の仲間らしい集団――朝っぱらからご苦労様です――その内一人が ズドーン 台詞を言い終わる前にもの凄い効果音と共にぶっ飛んで行った。人が錐揉みしながら壁に突っ込むのはどうかと思った 「さっきからペチャクチャうるせぇんだよ出落ちどもが! 消し炭にするぞおらぁ!」 そんな赤目白髪の悪魔……その名も志度の気迫に残りの不良達がたじろぎ、ざわついている。未だかつてない相手に戸惑いを隠せないようだ 「心視、職員室どこだろうね」 「……パンフレット……置いてきちゃった……てへっ」 「もう心視ってばドジ娘なんだから~。あはは」 さてと、二人だけで転入手続きしてこようかな
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