午前9時30分 第2東京方面

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「……誰かいるのかー?」 志度の声が聞こえたのか、曲がり角から爽やかな男子の声が返ってきた 「おおっ、助かったか?」 と志度が大袈裟に喜ぶ、多分これが五月蠅いから不信がられたんだろうなぁ……とか考えていると声の主が現われた スラッとした長身、加えて爽やかそうな顔の美少年だった。なんかラブコメの主人公でもしてそうな感じ 向こうも気付いたようでこちらに駆け寄ってきた 「いやー助かったよ、俺今日転入するんだけど職員室わからなくってさ。君達は在校生だろ?」 「「えっ」」 状況は変わらなかった――いや、悪化したと言うほうが正しいか てんてれてってってー 謎の転校生が仲間になった モチベーションが10下がった コマンドに「もう帰ろうかな」が追加された
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