午後7時 第2東京方面

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あの後、まぁ色々騒がしかったが(原因はほぼ晃とその彼女らしい人)無事かどうか判断しかねる初の高校生活一日目を終えた で、なにやら先ほどの描写で晃といちゃいちゃしていた女生徒は、なんと日本随一の大企業神楽坂財閥の次代当主、神楽坂森羅さんだった そして金持ちというものは何をするにも豪快だという自身の経験に基づいた嫌な予感が大的中 「これも何かの縁! 私と晃の再会祝いパーティーに来い! 連れてけ!」 と直後に現れた黒服達に拉致られ、はんば強制的にパーティーに参加中だったりする。流石にこういう場所は自分にあっていない気がしてならない。実は帰りたくてうずうずしている とりあえずタキシードを借りたのだが 「志度って以外と似合うなそれ、適性が合ってるのか」 「ふっ……当たり前だろ」 「執事服」 「ご奉仕しま……じゃねぇぇ!」 「……うん。似合う……」 「心視まで……」 お前らはオレのことをどう見てるんだ…… とメソメソし始める志度、ちなみに同僚兼愛玩動物と見ているのは内緒だ――あっち系の意味ではなく しばらくたっても志度は軽く涙目、レアな光景だ。カメラが無いことが悔やまれる
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