午後8時 第2東京方面

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その後、晃は森羅を庇って一対五で喧嘩をしたらしい――一人で大多数の相手に戦いを挑むと言うのは、以外と度胸がいるものだ。そして大体実を結ばない行為である (……結局はボコボコにされて神楽坂さんのSPに助けられたらしいしなぁ、というか何故すぐに駆け付けないんだボディーガード) 「情けないのかかっこいいのか……」 略して情け格好いいとでも言ったところだろうか。よくわからない 「晃はかっこいいに決まってるのだ! 」 「うわぁい。」 一人情け格好いいについて考えていた僕の横に、いつ来たのか天然爆走お嬢様が立っていた 突然の登場に変な悲鳴を挙げてしまった僕。ちょっと恥ずかしい 「か……神楽坂さんなにか「森羅でいいのだ」」 「え? いや……でも」 「だーかーらぁ私は神楽坂家の令嬢としてではなく森羅として見て欲しいのだ! あと敬語もやめるのだ!」 「ああ、うん……はい、わかりましたでござるよ」 「うむ、わかったならよいのだ……って忍者みたいに喋って変なキャラをたてるな!」 「にんにん」 「ムキーッ!」 やぁ面白い
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