真紅の雪花
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━━美しかった。 綺麗だった。 先細りの可憐な真紅の花弁が無数に広がっていた 「その真紅の雪花の中心に君はいたね」 僕は、その君の咲かせた真紅の雪花をどれくらい眺めていたのだろう。 同じ場所に立ち、数時間は過ごしただろう。 「君がここに立ち、何を見つめ、何を思ったか、暫く考えたよ。そうする事で、ますます君の事を知りたくなった」
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