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雄「…………。」
雄介は廊下を見回す。
誰もいないことを確認し、雄介は光輝達にOKのサインを送った。
確認した光輝達は雄介の後を追って、全員廊下に出た。
雄「ここまでは大丈夫か。」
雄介は安堵していると、あまりの静かさに光輝が呟いた。
『殺し合うなんて言ってるけど、本当にしてんのかよ…。』
龍「わかんねぇー……。」
その言葉になんとも言えないという声で返す龍。
すると雄介が口を開いた。
雄「ともかく一回、職員室に行こうぜ。」
雄介の言葉に、光輝達は首を傾げた。
『なんで職員室なんだよ??』
雄介は光輝の質問に答えた。
雄「主犯がいるかも。」
雄介の光輝に否定する光輝達。
『それはねぇーだろ…。』
龍「簡単には出てこないだろ。」
光輝と龍は雄介の考えに可笑しいと言ったが、雄介は
雄「さっき、誰もいねぇー筈の職員室に電気が着いてたんだよ。」
そう言った。だが光輝は
『もしかしたら罠かも知れねぇーし、勘違いかもしれねえーんだぞ。』
と言い返した。雄介は
雄「まぁー…。確証は出来ねぇーけど、見に行くにこしたことはないだろ。」
そう言って雄介は職員室の方へと歩き出した。
光輝達も、雄介に黙って着いて行った。
これから光輝達は
地獄を見ることも知らずに…。
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